モンスターチルドレン
モンスターペアレンツという言葉が、かつて流行しました。ひたすら自分の子どものために、担任の教師や校長、挙句の果てには教育委員会まで巻き込んで、自己中心的、理不尽な要求をする人たちのことでした。
この方たちが子育てを終えて介護世代になった今、親の介護に関してそれはそれは過大な要求をされることがあります。
例えば、自分の親には毎日機能訓練士による歩行訓練をしてくださいとか言われるのですが、機能訓練士はすべての入居者の訓練をしなければなりません。
せめて週1か2の割合でしか回らないのです。
そんなときに「なぜそれができないのだ、制度を見直せ」などと、国に言って下さるならまだしも、現場の介護士に食って掛かります。
またこの方たちは得てして口が達者で、介護士は太刀打ちできません。その次には上司が出ていくことになります。そうなるとその対応に多くの時間が割かれ、それでなくとも介護士不足の現場では大変な混乱が起きます。
このような方たちをモンスターチルドレンとも呼ぶのでしょうか?
手慣れた施設では、うまく?回避する手立てももっているとか。
この方たちがこれから自分のために介護が必要になった時には、果たしてどうなるのやら?
多少、心配になるこの頃でもあります。