福祉は文化

ケアタウン茶山の玄関ロビーには「文化の華」という書が掛けられています。

福祉というのは人の幸せが充足された状態、さらにその状態を創り出すことです。文化は人がいろいろな関わりの中で身に付けていく価値観、行動様式の総体です。だから私は文化の中で最も大切にしたいのは福祉です。そういった思いで、この額を掛けさせていただいています。

今年は文化の日を前に、お年寄りが楽しく廊下を散歩できるように、いただいている絵画を飾り、回廊美術館を作りました。これまでも各お部屋の壁紙には柔らかい五通りの和紙を使い、またカーテンや家具もその色に合わせてちょっとした豊かさを演出しました。これに加え各ユニットでは四季が変わるごとにインテリアや置物などそれぞれに工夫を凝らして、みなさまに楽しんでいただいています。エントランスや窓辺にはきれいな花を植えて育ててくれるスタッフも増えました。

このケアタウンに居住されているみなさま、働いているスタッフのすべてが、美味しい食事をいただき、気持ちよく暮らし、楽しく働いて、「ああ今日も皆さんと一緒に良い一日でした」と言ってくださることを心から願っています。