ハウ アー ユー ツデイ?

早苗ユニットにいらっしゃる山上さん、毎朝、私が「おはようございます」と声をおかけすると、必ず「ハウ アー ユー ツデイ?」と返されます。

「アイム ファイン サンキュー、アンド ユー?」

英会話はここで終わりですが、そのあとにいつも、とても昔ヨーロッパ一周をされたこと、とくにアルプスに登られたときのことなど、とても嬉しそうに話をなさいます。

なんでも造り酒屋のお家に生まれたのですが、現在ではすでに廃業されているということです。

山上さん曰く、長男が一番損をするそうです。なぜならば長男が家を継いで、次三男は学校にやってもらいました。で、この方たちは大学の先生になって今でも裕福な暮らしをされておられるとか。昔の家制度の下では、こんなことはよくありましたよね。

山上さん、脳梗塞で足が不自由になった今でも、自分はできるという思いが強く、一人で歩こうとしてよく転倒されます。そのたびに病院にお連れしなければならなくなるのですが、ちょっとは機能訓練士の言うことを聞いてくださいね。

まずは歩く練習、そうすればアルプスとは言わないまでも、油山くらいには行けるようになりますよ。