ユニットの名前、その一

 ここケアタウン茶山では、10人のご入居者にケアスタッフ7~8人で家族のように生活していただくユニット制を採用しています。

このようなユニットが12個あり、それぞれに名前を付けています。

 特別養護老人ホームでは2階に朱鷺、瑠璃、早苗、黄金のユニットが配置され、3階に撫子、翡翠、常盤、金糸雀のユニットがあります。そのほかに、グループホーム、ショートステイなどで東雲、藍、萌黄、茜といいます。これらはすべて和の色の名前で、赤、青、緑、黄色の中から選びました。

 朱鷺は羽の裏側がピンクがかってその飛ぶ姿はとても美しく、日本を代表する鳥ですが、往年の乱獲により絶滅の危機に瀕しており、今では特別天然記念物に指定され大切に保護されています。

 瑠璃色は紫がかった濃い青で、宝石ではラピスラズリがこれにあたります。また、この色の羽をもつオオルリやルリビタキなどその姿も鳴き声も美しく、幸せの青い鳥として人気があります。

 早苗、黄金は皆さんおなじみ、日本の原風景ですね。

春、田植えをして元気に青々と育った田んぼに、秋にはたわわと実をつけた稲穂が波打つ様子は、私たちに豊かさと幸せを届けてくれます。